ボカロ曲ってどうやって作ってるの?全部見せます
本記事は奈良高専 Advent Calendar 2021 - Adventar
の11日目の記事となります。他の方の記事も是非。
(※本記事はイラストの著作権のため広告などの収益化は行っていません。)
はじめに
注意点1.
死ぬほど文量多いです
9800文字くらいあります
画像つけたり、タイトルごとにリンク踏めるようにしたり、1つ1つはわかりやすく解説したつもりですが、熱くなってしまいました。
注意点2.
本記事では新米ボカロPがイキリ散らかして解説してるだけの記事となるので僕より音楽経験、知識ある人は見ないでください恥ずかしいだけです。
参考書等を見ながら書いたわけでもないです。解説と言いつつも間違った知識があるかもしれないのでふーんくらいで見るのがおすすめです。
逆に曲作ってみたいけど何したらいいか分からんって人は意外と使える情報あるかも。
自己紹介
意外とお前誰やねんとなりそうな雰囲気感じてるのでざっくりまとめておきました
- 名前はしゅがー。浅葱砂糖Pという名前で曲出してる
- 初音ミクが好き
- 学年学科は4M
- 前年度後期から今年度前期は学生会長してた
- 初音ミクが大好き
- 貯金が下手
- Twitter: @Sugar1015041, @ASAGI_sugar
- 初音ミクが3度の飯より好き
これだけ知っておいてくれれば問題ありません
友達は少ない方なので仲良くしてくれたらすぐ寄っていきます
ボカロPとしての活動
- 2021/10/20 浅葱砂糖P名義で一作品目『ロンリードリーム・オンリーカラー』投稿
...........以上です
そうなんです
まだ初心者も初心者、無名も無名のクソ雑魚ボカロPです
うるさいやい!
曲作ったという事実は変わりないし一曲でも作れたらボカロPだし!
好きにさせろやい!
ということで一作品しか出してない新米ボカロPですが、作曲風景を解説付きでお見せします。
いや、まぁ初心者でもこういうことやりたくなるじゃん。あと承認欲求高すぎ侍やから見てほしいんよわかってくれ。
目次
以下が目次になります。
基本的に僕が作曲していった順に並んでいますが、結構人によって順番は違うものでおそらく今後の僕も順番は変わったりする気がします。
書いてて思ったのは一か月半でよくこれ全部やったな自分って感じです。
それとかなり長いのでガチで作曲したいよって人は全部見てほしいけど、それ以外の人は重要度をS, A, B, C の4段階で設けているのでそれを参考にして見てもらっても大丈夫です。
普通にスクロールしてもらえれば順番に見れますが、部分的に見たい方は、それぞれタイトルがリンクになってるので、踏んでいただけるとそのページに飛べます。
〜使用するソフトウェアやデバイスについて〜
〜作曲に当たっての前提知識(独学レベル)〜
スケールについて C
〜基本構成の打ち込み〜
〜アレンジや情報量を増やす〜
〜音域や音量バランスの調整〜
〜初音ミクを歌わせる〜
〜仕上げから公開まで〜
まとめS
使用するソフトウェアや外部デバイスについて
ソフトウェアについて
まず、僕が作曲するにあたって使用しているソフトは、Studio One 4 artistというDAW(音楽作るソフトをDAWといいます)です。(最新版はStudio One 5) 他にはCubaseやLogicProなど様々なソフトがあるので自身の環境で選んでよいでしょう。MacであればLogicProがおすすめですし、僕のように初音ミクを購入する人はStudio Oneの利用券が付いてくるのでそのまま使うことができます。
ただし注意点としてStudio Oneは無料版では外部プラグインを導入できない(初音ミクを歌わせるPiapro Studioは例外)ので、使用したい場合は有料版を買いましょう。
外部プラグインって何?って話なんですけど、要はシンセやギターなどの音源そのものであったり、エフェクトをかけたりするものもあります。内蔵されているものだけで作ることもできますが(僕の一作品目は内蔵音源のみで作りました)経験を積むことで色々欲しくなってきます。
まぁ最初は無料版で余裕で事足ります。まずはソフトになれながら楽しみましょう。
僕ですらまだ有料版にしてないので急がなくていいです。
外部デバイスについて
外部デバイスという事なんですけどぶっちゃけキーボードとマウスさえあれば他はなくていいです。
一応僕はMIDIキーボードというものを購入して実際に使用しながら作曲したのでそちらを紹介します。
MIDIキーボードとは単体のみでは音はならずDAW上で音源を介してのみ音を出せます。
DAWではマウスで打ち込む方法とMIDIキーボードを使って音を打ち込む方法の二種類があります。どちらでもやれることは変わりないのですが、MIDIキーボードのメリットとしてはピアノが弾ける人は断然打ち込むスピードがマウスより早いのでおすすめです。
特にコード進行などの和音を打ち込む際は同時に打ち込めるので便利だと思います。
僕はM-Audio CSB MIDIキーボード 49鍵を買いました。
ちなみに僕はピアノ一切弾けません。なんで買ったんですか?
一応理由と実際の使ってみて便利だった点はあります。
それは適当にピアノを弾いてメロディを考えている時、いいメロディを思いついた瞬間忘れる前に打ち込むことができるからです。
人によりますが僕はメロディを考えるときピアノを適当に弾きながら良いフレーズを探します(弾くといっても一音ずつ親指と人差し指で叩いてるレベルです)。
これはMIDIキーボードがあったからこそできたことで、とても重宝しています。
別に無いと作曲できない訳ではないので最初は買わなくてもいいです。
ただし、ピアノ弾ける人は購入を推奨します。作業量マジで減るので。
作曲に当たっての前提知識(独学レベル)
スケールについて
早く曲の作り方見せてください。
スケールって何ですかって感じなんですけど僕もあんまわかってないです。
一応伝えたい事としてはいわゆる音楽理論のかじりになるのですが、
ドレミファソラシド
ではなく
C D E F G A B C
と表記することに慣れておいた方が便利です。
初心者の方は曲を作りながらでいいので、言い換えれるように慣れておくとよいと思います。後々のコード進行とか考えるときに便利というかアルファベット表記で考えることになるので。
基本構成の打ち込み
A, B, サビのメロディを考えて打ち込む
ようやく始まりました。
曲を作っていきましょう。果たしてここまで読んでくださった方は何人おられるのやら。
A, B, サビのメロディを考えて打ち込むとサラッと書いてるのですが、それができれば苦労しねぇよという方もいると思いますので、僕がどうやって考えたかをおまけとして後述します。気になる人は見てみてね。(多分長くなるので)
実際の打ち込んだ様子です
この帯みたいなやつがMIDIといわれるやつで、前述した通りマウスで打ち込んだりMIDIキーボードで打ち込んだりできます。これは『ロンリードリーム・オンリーカラー』のイントロ部分になります。こう見ると意外と同じ音の並びの繰り返しでできていることがわかりますね。ちなみに八割ほどこんな感じです。コピペしか勝たん。
イントロの種類として多いのはメロディのみのイントロを作るパターン(KINGとかグッバイ宣言とか)や、歌詞有りのイントロを作るパターン(うっせぇわとか夜に駆けるとか)、あとはサビをイントロに持ってくるパターン(ヴァンパイアとか)などあるので、好きなのを選びましょう。
表現は自由です。サビが先に浮かんでるならイントロに持ってきてもいいかも。
*この章のおまけ
どうやってメロディ考えるのってお話ですがざっくりとこんな方法を使いました
- 口ずさんだメロディをピアノで探して、打ち込む
- ピアノで適当に弾いていいフレーズをひたすら探す
- コード進行音と同じ音のみを使って 2 を行う
です。
後述するコード進行を決めるという事に繋がりますが、2 のみを行った場合はコード進行をそのメロディと雰囲気が合うコードにすればいいと思います。
また、1から考えるのは難しいという人は、コード進行音のみを使用することで、使える音が限られるので、意外とそれっぽいメロディは浮かんできます。しかし、コード進行と全く同じ和音のため、統一感はありますが、いい意味でのズレがなく、印象強さとしては薄くなるイメージです。
あとメロディを思いつくコツ?は色々な曲をいっぱい聴きましょう。そもそも世の中にこういうメロディがあるということを知らないのでは思いつくものも思いつきません。小説読まない人が小説書けますかって話ですよ。いっぱい聴きましょう。
コード進行を考えて打ち込む
という事で次はコード進行です。実はメロディとは違ってある程度こういうコード進行がいいよっていうテンプレが音楽界に存在してるので意外とあっさり決めれます。
どういうのがあるのっていうのまで書いてると量やばくなるので割愛します。
興味ある人は調べてみてね。(王道進行, 小室進行, カノン進行, 丸サ進行 とかでしらべてみるといいかもね。)
細かいフレーズの調整は後で行うとして、まずはピアノとベースで(紫と青)コード進行を打ち込んでおきます。(曲の雰囲気をつかむため)
この曲では使用してなかったけど、ギターでも入れておくといいかも。
コード進行は曲の”感情”を表すものというイメージです。
ちょっと聞いただけで、あ、失恋ソングっぽいなとか卒業ソングっぽいなとか、めちゃくちゃハイテンションでカッコイイ系だなとか。意外と曲の雰囲気ってわかると思うんですけどそれらをある程度決めてるのがコード進行です。
なので自分の好きな曲と同じコード進行を使ってみてもいいかもしれません。
曲の雰囲気はそれで決めることができます。
ちなみに僕の曲は最初『KING』と同じコード進行にしてたんですけど、あまりにもメロディが思いつかなくて、丸サ進行という別のコード進行に変えました。そうしたらあっという間にメロディが浮かんできたので、息詰まったらコード進行を変えてみるのも手かもしれません。
ドラムを打ち込む
お次はドラムです。適当なメロディとコード進行に加えてドラムも入れたら一気に曲っぽく聴こえてきます。
それもそのはずで普通のバンド考えてもらったらいいんですけど、全楽器の要素がここまでの作業で揃うんですよね。
ここまでこれば結構テンション上がってきます。
ドラムなんですけどとりあえずは4つ打ちでいいと思います。
メロディとかを詰めていくうちにリズムが合ってないなと感じたら16分にするとか、裏打ちにするとか(裏打ちはボカロ曲に多いイメージ)色々アレンジできます。
あとサビの頭にクラッシュシンバルをいれるとかすると曲っぽくなるかも。
この辺のどういう音を入れようとかも、知識というより沢山音楽を聴いた結果、こういう音入ってたな~っていう感覚です。なので音楽は沢山聴きましょう。
アレンジや情報量を増やす
さて、ここからはアレンジ編です。
先程までの流れで曲の基本構成はできましたが、やはり音の情報量が少なく、聴き手に満足感を与えられません。そこで、様々な音を追加して、情報量を増やす作戦です。
アルペジオを作る
アルペジオってなんやねんボケ。
わかる。
けど、意外と難しくなくて、情報量もお手軽に増やせるのでオススメ。
アルペジオはコード構成音を同時にならすのではなく、バラバラに配置してならすことです。
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って人もいると思うので写真付きで解説
まずはアルペジオではない普通のコード進行
このようにコード進行は複数の音(和音)が同時になったり、同じ音を繰り返したりしています。
一方アルペジオは、
1枚目のコード進行(ピアノ)と使われている音の種類自体は同じなのですが、1音ずつかつ、バラバラに不規則に並んでいます。これがアルペジオです。ちなみにメロディ同様並べ方は作曲者にゆだねられるので、いわばセンスです。
曲のサビの後ろの方でピロピロなっている奴です。直接的な印象はあまりないのですが、曲の情報量が一気に増えて、それっぽくなります。ただ、ずーっとならしていると耳障りなので、サビだけ入れるなど、工夫は必要です。
FXやワンショット音源を入れる
これも情報量を増やすうえでは重要です。FXとはいわば効果音のようなもので、風が吹く音、爆発音、など様々です。ワンショット音源も似たようなものですが、こちらは楽器由来、ドラムっぽい音とかが多いイメージです。知らんけど。
僕が実際に使ったのは、Aメロの最初に少し響いた鐘の音を入れたり、A→Bメロに移行するときに、2拍間を作ったんですけど、そこ埋めるようにドラムっぽい音で「ドコドコ スパーン」といれたりしました。(写真の下の方にちょっとずつだけあるやつ)
意外とこれあることで情報量増えるのと、拍ごとにメリハリがつくので、飽きにくいんじゃないかなーって思ってます。
が、この辺はまだ自己解釈が多いので勉強中です。
Cメロとラスサビの転調を考える
僕はこのタイミングでCメロとラスサビを考えました。
と言ってもラスサビはサビを転調したものにしようと考えていたので、先にCメロを考えました。2番のサビ終わりという事で、テンポの良いメロディにしつつ、ベースを少し目立たせたかったので、スラップ奏法という音に似た、音作りとフレーズにしました。
正直ここは一瞬でメロディが浮かんできて、今でもよくできたなといった感じです。ほとんど曲ができ上がってる段階だったので、使いたい音とかが明確に決まってたのが良かったのかななんて思ってます。
次は転調です。よくある、ラスサビだけ音が高くなってテンションが上がるあれです。単純にキーを半音上げたりするだけでも良かったんですが、少し印象強くしたかったので、ラスサビ前に静かなサビのパートを作って、キーを半音下げ(G3#)、少し寂しい雰囲気を出した後に、1音半上げて(B3)ラストスパート感を生み出しました。
我ながらオシャレにできたんじゃないかと思ってます。
ぶっちゃけ画面で見ても分かりづらいので聴いてもらった方が早いです
フレーズごとに音源を埋め込みたかったのですが、面倒なので直接聴いてください()
音域や音量バランスの調整
ミキサーを使って音量調整
さて、ここからは音量調整です。
バンドで楽器を弾く前に各々で、アンプや楽器のツマミをいじって音量調節するように、個々に打ち込んだ音源も音量はバラバラなので、揃えてあげなければいけません。
まずはミキサーを使って音量のバランスを調整しましょう。
音源によって結構デフォルトの音量がバラツキあるのでそこも調整必要ですし、
アルペジオのような裏で聴かせたいものも少し下げたりと調整します。
ベロシティの調整
新しい言葉出てきましたベロシティ。
こいつは作曲においてかなり重要です。ミクの声を作るときにも必要です。
ベロシティは1音の音量の事です。
どういうことかというと、先程のミキサーで調整したのはあくまでも、一曲全体を通してのその楽器の音量です。その楽器の1音1音の音量がベロシティです。
画像を見てもらった方が分かりやすいでしょう。
前述したCメロの写真ですが、MIDIデータの下側に縦方向のバーがあると思います。
これがベロシティのバーで上げ下げすることで音量を調整できます。
ここはあまり調整してないのでわかりづらいかもしれませんが、例えばこういった場面も調整をしています。
一定のベロシティが続いた後急にベロシティが下がっているのが分かると思います。
この下がった部分は、歌詞が入る、つまり初音ミクが歌っている個所です。
ボーカルの音をメインにするため、メロディの楽器の音量を部分的に下げました。
これは、ミキサーだけではできない作業ですよね。
その他にも少し音が高くなって目立たせたい場合などに、その音だけベロシティを上げるといった事もしています。
音のメリハリがより感じられるようになり、より曲っぽくなります。
それっぽくする。大事。
EQを使った調整
またまた出てきました新しい言葉EQ。
これはイコライザーの事で、音域を調整するものです。
音域はいわゆる高い音、低い音ってやつです。
ミクの声も含めて、楽器はそれぞれが得意とする音域があります。
ベースやバスドラは低音、コードを弾くピアノやギターは中音、シンセやハイハットなどは高音といった感じです。
もちろん何も調整しなくても楽器ごとに高低は生まれていますが、その得意とする音域をさらに強調しつつ、楽器ごとにぶつかっている音域をカットして、それぞれ聴きやすくする働きがあります。
これも画像で説明しましょう。
順に、ベース、ピアノ、メロディ(シンセ)、ボーカル(初音ミク)のEQです。
左が低音域、右が高音域なのですが、それぞれが得意とする音域を大きくし、他の楽器と被ってしまう音域は低くしたり、カットしたりして調整しています。
この作業をすることで楽器ごとの音がぶつかりにくいのでとても聴きやすくなります。
ただかなり沼ってしまう作業でもあるのである程度割り切ることは大切かも。
初音ミクを歌わせる
やってまいりました。
普通の作曲とは違うボカロ曲であるが所以の作業です。
これがしたいから曲作ったまである。ミクさん可愛い。
歌詞を考える
もちろん打ち込むだけならいらないんですけど、曲として発表する以上、歌詞は必要です。僕が一作目を作った際どうやって歌詞を考えたかなどを書いていこうかなと思います。
まずはテーマをざっくり決めるといいでしょう。
もちろんメロディを考えている時点でテーマがあればそちらでいいですし、
僕は歌詞を作るときにテーマを考えました。
最初は、承認欲求 無頓着 飽き性 とかにしよかなーって思ってたんですけど、折角の一作目やし、ミクさんに感謝しながら、自分らしく書くかーってなりました。
結果的に承認欲求は少しテーマになってた気もします。
その後テーマが決まったらそのテーマっぽい単語はいくつも出てくると思うので、メロディに合わせて語感がいい歌詞をひたすら書き直してましたね。
先に歌詞を書いてから、それに合わせたメロディを考えるという方法もあるので、どちらがいいかは本当に人それぞれです。僕はメロディ先の方があってるかも。
あと、歌詞を考えるにあたって語彙は必要になってくると思います。
意外と小説とか沢山読むのもセンスが磨かれるんじゃないかと思いますね。
歌詞を打ち込む
さて、歌詞も考えたことですし打ち込んでいきましょう。
といっても打ち込む方法は先程までと何ら変わりません。一応ソフトが変わるので、ショートカットキーが違うという点はありますが、同じ要領で打ち込めます。
注意点としては、DAW上のメロディをそのままコピペができないので、再度打ち込む必要がある事、MIDIキーボードでは打ち込みできない(これは僕の設定の問題かもしれないので微妙です)などがあります。
歌詞自体はひらがな、カタカナ、アルファベットで打ち込めます。
1音1音でも、選択した範囲を一気にでも可能です。
打ち込みの操作さえ慣れてしまえば簡単に歌わせることができます。
もちろん、ただ打ち込むだけならの話ですが。
プロのような人が歌っているかのような調整は中々難しいですし僕も分かりません。
逆に教えてほしいです。
ベロシティの調整
やってきましたベロシティです。
こいつは楽器の時よりも重要だと思ってます。
なんせずっと一定の音量で歌う人なんていませんからね。
歌詞や、メロディ、パートによって歌い方が変わるのは当たり前なので調整して上げましょう。
山になっている個所が分かりやすいかなとは思います。
歌う時に音が高くなれば音量も上がったりすることがあると思いますし、
サビの入り直前は少し下がったりと自分が歌っている時の感覚を思い出しながら調整していました。
何が正解とかは分かりませんが、自分ならこう歌ってるんじゃないかといった調整です。
この調整が上手くなると本当に別次元に行けるんだろうなと思ってます。
頑張ります。
エフェクトをかける
DAWに戻って、楽器たちと同じように、EQをかけたり、他にはリバーブをかけたりします。
リバーブは音を反響させるようなものにできるので、少しかけると、聴き心地は良くなります。多分。
ミクのソフト上でもブレス(息づかい)とか、グロウル(がなり声)とか、ビブラート(抑揚)とか色々あるんですけど、かなり細かいので割愛します。
僕があんまり使いこなせてないのもあります()
仕上げから公開まで
という事で、ミクさんも完成したので、ミクさんの音声も交えて再度、ミキサーやベロシティ、EQの調整をして完成です。
お疲れさまでした。
あとは、曲はできたものの、YouTube等に公開することを考えると何かしらMVがあった方がいいですよね。
という事でMVも作りました。3日で(????)
高専祭に出すという事で期限があったので、焦りました。
イラストは自分でも描き始めたりしてるんですけど、なんせまだヘタクソなので、
からイラストをお借りしてきました。piaproは初音ミクをはじめ、piaproキャラクターの創作物を自由に公開する場としても使われていて、MVの使用にどうぞ!とイラストを公開されている方もそこそこおられます。
なので、僕はpiaproでイラストを探しまくっていた結果、202さんのイラストにたどり着いて、一作目のイラストが決定しました。マジで感謝です。
あとは、そのイラストを元にして、Adobe Premia Proを使用して(この時初めて触った)歌詞を書き込んでMVにしました。Adobe After Effectsの方が良かったことは後に知ります。
MVができればYouTubeに公開して完成です。
ありがとうございました。
まとめ
この量はまとめられません。
いかがだったでしょうか、新米ボカロPの僕でもこれだけ出てきて、プロは一体どれだけの作業と工夫をこなしているのかなと気になりますし、頑張りたいなと改めて思いました。
ただ、これから始めたいなという人がこの作業量をみて、
「あぁ、自分には無理だ。」
とは思ってほしくなくて。
最初からこれをしてあれをして、次は....といった感じで勉強したわけではなく、
楽しさと、自分で曲を作れるんだという高揚感に身を任せた結果勝手に身についた感じです。好きこそものの上手なれとはまさにこれで、好きでやっていれば自然とできるようになると思ってます。
まぁ、一切調べものとかしてません、苦労も何もなかった、という訳では決してありませんが、躓くことも含めて「楽しさ」なんじゃないかなって思います。
あと、僕の一番の原動力は初音ミクの愛ですね。
ミクさんが居なければ多分曲は作ってません。ミクさんがすべてなのです。(思想の強要はやめましょう)
という事で、長々と書かせていただきました。
ブログ自体作成が初めてなので、見づらかった個所は多かったと思いますが、ここまで読んでくれた人には改めて感謝します。ありがとうございました。
明日12/12(日)はりょーなさんの脱寮からの女子高専生ふたり暮らしという事で中々面白そうな内容なのでぜひチェックしてください。